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NEWS & 主張
自分たちの視点で論議
関東ブロック女性集会
人権高座でも学ぶ
「解放新聞」(2016.09.12-2778)
 部落解放第61回関東女性集会が8月27日から2日間ひらかれた。群馬県みなかみ町の会場には関東各地から229人が参加した。
  埼玉県連の平田千枝子・女性部長の水平社宣言の朗読に続き、主催者あいさつを関東ブロック女性部連絡会の高橋加代子・代表(新潟県連)がおこない、関東ブロックの片岡明幸・議長があいさつと特別報告、「「全国部落調査」復刻版出版事件裁判の経過と現状」を報告した。石川一雄さん、早智子さんがあいさつ。群馬県連の木闇乙女子さんが基調を提起、群馬県連の植杉ワグリさんが「私の歩んだ道」を報告した。
  記念講演を露の新治さんがおこない、人権講演と落語を披露し、参加者をわかせた。2日目は、4つの課題別分科会がおこなわれ、女性の視点からの論議をかわした。
  「狭山事件」の分科会では、中央狭山闘争本部の安田聡・事務局次長が講演し、再審闘争の現状と課題を提起した。石川一雄さんは、「あせりは禁物であるが早い再審開始を望んでいる。重要な証拠の開示を求め、冷静な闘いをしていく」とのべる一方「無罪をかちとればそれでいいということではない。それからの生き方が大事であり、生涯を反差別に生きる」とのべた。
  早智子さんは、「狭山事件に出会って前向きに生きることができた。差別した職場の上司もかわった。正しい理解があればみな理解しかわってくれる」と経験を語り、再審開始への支援を求めた。
  助言をした内林房吉・群馬県連委員長は、「私も文字が書けず、苦労した。狭山事件のビラを毎月駅頭でまいている。女子高生が学校でまきたいとビラを束ごともって電車に乗っていった。とても感激した。闘いは確実にひろがっている。なんとしても再審開始をかちとろう」とまとめた。

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