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NEWS & 主張

平和と人権を考える~沖縄ではじめての現地学習にとりくむ
兵庫県連青年部

「解放新聞」(2017.10.16-2831)

 【沖縄】 兵庫県連青年部は9月17、18日、沖縄での平和学習にとりくみ15人が参加。自治労兵庫県本部の森哲二・組織部長をコーディネーターに現地の平和運動、人権を守る闘いを学んだ。兵庫の青年は沖縄平和行進に参加しての平和学習にとりくんできたが、仕事をもち地域で部落解放運動を頑張る青年にも学習機会を拡大しようと、はじめて企画・実施された。

 初日は、平和祈念公園に向かい、平和の礎、平和祈念資料館で学習。そのあと、南城市の糸数アブチラガマに向かった。ガマのなかでは懐中電灯を消灯し、不安を感じながら救護活動や生活を続けざるを得なかった沖縄の人びとに思いをはせた。「体験したことがないほど真っ暗。ここで同年代の人が必死に救護活動をしていたと思うと胸が苦しい」と感想があった。

 翌日は、辺野古海岸のテント村を訪ね、ヘリ基地反対協議会の安次富浩・共同代表から話を聞いた。キャンプ・シュワブの沿岸部で米海兵隊の水陸両用車の訓練がおこなわれるなか、海上行動に出発するカヌー隊との出会いもあった。つづいてキャンプ・シュワブのゲート前テントで瀬長和男さんに話を聞いた。宜野湾市の嘉数の高台では日本軍の陣地壕やトーチカ、沖縄戦で犠牲となった朝鮮半島出身者、京都出身者への慰霊碑を見学。嘉数の高台では広大な普天間基地と周辺に密集する住宅地を見渡しながら、住民生活への影響について学んだ。見学中、3度にわたるオスプレイの飛行があり、爆音のすさまじさと危険性を実感した。


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