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NEWS & 主張

東京高裁は再審を~市民の会が要請行動
狭山事件

「解放新聞」(2017.11.13-2834)

 狭山事件の再審を求める市民の会は10月30日、同会代表の武者小路公秀さん、同事務局長でルポライターの鎌田慧さん、講談師の神田香織さん、アニメーション映画監督の宇井孝司さんが参加し、狭山事件の一日も早い再審開始を求めて、東京高裁にたいして要請行動をおこなった。狭山事件の再審を求める市民の会結成以来の代表を務めた庭山英雄・弁護士が7月に亡くなり、そのあとを受けて反差別国際運動共同代表で国際政治学者の武者小路公秀さんが代表に就任した。

 要請行動では、まず神田さんが学者や作家、ジャーナリスト、音楽家、映画監督などの賛同人連名の要請文を読みあげた。武者小路代表は、諸外国の人権活動家と話すなかで、日本では弁護側への証拠開示が十分保障されていないことに驚いた経験を話しながら、狭山事件で証拠開示と事実調べを裁判官がすすめてほしいと訴えた。

 宇井さんはドラマの脚本やアニメーション制作にたずさわってきた経験にもふれながら、人間には間違いがあり、立ち止まって考え、疑問があればもう一度精査することが大事だとのべ、これだけ疑問の多い狭山事件の再審を、と求めた。

 神田さんは、石川一雄さんの人生、えん罪との闘いを講談で演じながら石川さんの無実を確信し、思いを感じてきたとのべ、裁判所が石川さんの思いを受け止めてほしいと訴えた。

 鎌田さんは、字を書けない人が脅迫状を書いて脅迫するということを考えるはずがないと強調し、部落差別によって文字を奪われていた当時の石川さんが脅迫状を書いた犯人ではあり得ないことを裁判官にはよく考えてほしいと訴え、55年になろうとする狭山事件の一日も早い再審開始を求めた。


 

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