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NEWS & 主張

脅迫状は別人の筆跡~狭山事件で新証拠を提出

「解放新聞」(2018.01.22-2843)

 狭山事件の脅迫状は99・9%の確率で石川一雄さんとは別人の筆跡だ。狭山事件再審弁護団は1月15日、筆者の異同識別をコンピュータを使って客観的・定量的におこなう新しい筆跡鑑定方法による福江鑑定を、石川さんの無実を示す新証拠として東京高裁に提出した。(続報を予定)

 新証拠は、東海大学の福江潔也・教授の2通の報告書。脅迫状と石川さんの上申書(63年5月21日、5月23日)とを、また、脅迫状と石川さんの手紙(63年9月6日、10月26日)とを、それぞれ新しい手法で鑑定し、99・9%の確率で別人の筆跡と明らかにした。

 筆跡を画像として捉え、書きムラ(個人内変動)と書き癖・筆跡個性(個人間変動)の双方にもとづいて数理情報技術で客観的・定量的に異同識別する手法だ。

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