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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第1986号/00.09.18
 「盗聴法」が施行されている。NTTの職員が立ち会うことになっているが、すでに拒否されている。基本的には、警察の思うとおり運用されようとしている。盗聴のため、1台700万もするDVD-RAMを使用している。この機械を使えば、数日にわたる長時間の会話でも、すべて1枚のディスクに録音が可能/現在のところ、この法律を使って立件したという「犯罪」がないため、施行の実際は不明だが問題点が吹き出してくるのは確実/これは国内の話しだが、さすが盗聴先進国のアメリカ、イギリスは全世界的ネットワークで盗聴をおこなっている。エシュロンという名のものがそれで、欧米、日本などに基地がおかれている。日本では三沢基地におかれている/もともとは、東側の情報を取得することが狙いだった。冷戦構造の崩壊で本来不要なはず。ところが、技術を生き残させ、増殖するために、新たなターゲットを作った。それは、アメリカの同盟国も含めた各国の外交情報とともに、「商業利用」とは、アメリカの資本が有利になるように情報を取ること。大資本による国際的な入札のさい、事前に競争相手の入札価格の情報を得たりなどがあげられる。実際、年間規模でいうと、この情報のおかげでアメリカの資本は巨額の利益を得ている/盗聴天国のなかで、あなたの携帯、それもどこかで、誰かが盗聴していますぞ。

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