pagetop
部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2141号/03.10.20
 「揃い踏み」とは相撲で力士が土俵に並び、揃って四股(しこ)を踏むことをいう。演説する壇上に揃っているのは、片や小泉、安倍。もう片方は菅、小沢。与野党とも二枚看板が売りものだ
▼10月10日の衆議院解散により10月28日公示、11月9日投票の総選挙、衆議院議員選挙が本格的にスタートを切った
▼自民、民主、社民などのおもな党が、いっせいに事実上の選挙運動に入った。そこで登場したのが、自民党の人気者二人、新しい民主党の顔の二人の揃い踏みだ。政権奪取を狙う民主党、そうはさせじと人気をバロメータに応戦する自民党と、「政治はおもしろくなってきた」とは街の声
▼なにせ民放のトーク番組で東京・四谷の「ブブ」というアイスクリームが大好物と安倍・自民幹事長が語ると、開店とともに売り切れる大ブレイク、という具合だ
▼一体全体、これほビ有権者をお客様にして、舞台のうえで話題づくりをつづけてきた首相がいただろうか。それもメディアを通じて、じつにたくみに大衆迎合主義を貰いている。それゆえの人気の大ブレイクなのだ。政治の暗部なんて、ちっとも感じさせない好感度ナンバー1のおじさんなのだ
▼「この程度の国民ならこの程度の政治」とは秦野章・元法相の名言。怒りをもつ無党派層とともに、いまこそ迎合主義政治を撃とうではないか。選挙戦を最大の政治暴露のとりくみとし、「この程度の政治」をひっくり返そう。

「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)