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コラム
荊冠旗 第2651号/14.01.20
 「これから核融合がはじまる」とはある自民党の国会議員の声だ。2月9日投開票の都知事選挙に細川元首相が立候補を予定している。自民党にとって困るのは、これを小泉元首相が応援し、タッグを阻むこと。2人が訴えるのが脱原発
▼新党改革を結成した元国会議員の舛添を候補者に担ぎ、宇都宮元日弁連会長候補にたいし本命ムードがあっただけに、一転して苦しい選挙戦が予想されるのが自民党。自民党が下野した一番しんどいときに批判し、離党した舛添を候補者に担がざるをえないことに党内からは不満も出ていた。ところがそれどころではない事態がおこった
▼沖縄では、県知事が辺野古埋め立て、事実上の新基地建設を認めたことから県議会では知事に辞職を求める案がはじめて可決され、政府に辺野古移設断念を求める意見書も可決した
▼今月19日に投開票されるのが辺野古の地元、名護市長選挙。基地建設を認めるかどうかが最大の焦点だ
▼中央と南端の地で、原発、基地-安保体制を問う選挙が、ほぼ同時期におこなわれる。焦点はいずれも国政レベルのものだ
▼集団的自衛権について4月にも安保法制懇が報告を出す予定だという。その後は、それをもとに解釈を変え、関連法案を提出することになる。またまた戦争準備を積み重ねようとするのだが、阻止する闘いが必要だ
▼まずは、中央、南端の地で脱原発、反基地の選挙にかつことが、その第一歩になる。

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