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農水省が部落視察
現状と課題把握へ
兵庫の畜産団地など
「解放新聞」(2002.9.16-2086)

 農水省構造改善課の石垣純一・課長補佐らが八月二十九日、兵庫県・黒田庄町を訪れ、一般対策以降の農業経営など部落の現状と課題把握のため、ライスセンターや畜産団地などを視察した。視察には、石垣課長補佐をはじめ、寺尾正憲・近畿農政局生産経営部構造改善課長補佐、行政関係者など、中央本部から池田中執、県連からは山崎忠義・県連委員長、西山隆・県連書記長ら二十一人が参加した。
 石垣農水省課長補佐が、「法」切れ後の農業経営の整備に向け、事業を推進するため貴重な意見をいただきたい、とあいさつした。
 はじめに、黒田庄町隣保館内の郷土人権資料室「ゆくつち」を見学。その後、前坂地区のライスセンター、午牧場、西沢地区の牛の畜産団地を見学した。石垣課長補佐は施設を見学し、補助事業で建てた牛牧場で八十~百頭を飼育しているが、それだけでは独り立ちしていけない現状や建物の老朽化の問題など、現場の声を聞いた。
 黒田庄では、牛の生産が盛んであり、「神戸ビーフの生産地、黒田庄和牛」として、黒田庄の特産品の一部を担っている。


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