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証拠開示求める会が
記者会見し本格始動
要綱案なども示し

「解放新聞」(2003.06.09-2123)

 

 「冤罪・誤判をなくすための証拠開示の公正なルール化を求める会」(略称・公正な証拠開示を求める会)が5月27日、司法制度改革推進本部へ証拠開示法制要綱案と証拠開示のルール化を求める要請書を提出し、記者会見をおこなった。
 記者会見には、共同代表の指宿信・立命館大学法学部教授、精神科医で小説家でもある加賀乙彦さん、ルポライターの鎌田慧さん、庭山英雄・弁護士、事務局長の五十嵐二葉・弁護士が出席。えん罪、誤判を防ぐためには欧米諸国では常識となっている証拠開示のルール化が必要であることを、それぞれの立場から訴えた。

署名運動などの とりくみを開始

 同会は昨年12月6日に都内でシンポジウムをひらき結成されたもので、5月27日現在で68人が賛同人に名を連ねている。この日を契機に、署名運動など本格的なとりくみが始まる。
 記者会見では、免田、財田川、松山などの再審・無罪確定事件で、証拠開示が再審開始−無罪につながったことが説明された。また、庭山弁護士が証拠開示要綱案を説明した。


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