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見えない手錠をはずそう
中高生中心に集会と街宣
石川夫妻と決意もあらたに

「解放新聞」(2003.07.21-2129)

 

 【鳥取】「石川一雄さん不当逮捕40か年糾弾! 狭山事件を考える鳥取市集会」を6月28日、県民文化会館でおこない、県内各地から200人が参加。石川さん夫妻のアピールを受け、再審勝利へともにたたかうことを誓いあった。また集会後には、石川さん夫妻とともに中学生、高校生を中心に30人が鳥取駅まで歩いて情宣行動。駅前でもビラを配り、多くの市民にアピールした。主催は部落解放同盟鳥取市協議会と狭山事件を考える鳥取住民の会。

鳥取から発信しようと

 集会では、中学生、高校生、青年からそれぞれアピール。中学生の中田めぐみさん、前田和さん、中嶋司さんは、「昨年の集会で初めて石川さんに会って、嬉しくて今回も参加した。1年間ビラ配りをつづけてきて、だんだん意味がわかってきた。石川さんの熱い思いを伝えたい。これからも石川さんと一緒にたたかう」とアピールした。
 高校生の松本真理愛さんは、「高校生になって、母が一雄さんに初めて会ったことで涙した意味がわかった気がする。5・23中央集会に参加して、楽しかった。長時間バスに乗って疲れたが、一雄さんに会ってほっとした。石川さんの無罪をかちとりたい」と語った。
 馬場支部青年部の村田寿文さんは、「初めて5・23中央集会に参加した。若い力が嬉しいといってくれた一雄さんをみて、私も若い力でがんばっていきたい」と訴えた。

いっそう連帯を強め

 古海支部青年部の坂本健二さんは、「5・23中央集会に参加して今年で4回目になる。自分を見つめ直そうと参加した。いっそうの連帯をはかりがんばっていく」と決意を表明した。
 山田幸夫・鳥取市協議会議長と坂口俊広・狭山事件を考える鳥取住民の会代表がそれぞれ開会あいさつ。
 山田議長は、「狭山の原点にかえり、市民に訴え、一雄さんの見えない手錠をはずそう」と訴えた。
 坂口代表は「住民の会が発足して3回目の市民集会となる。5月23日、東京での中央闘争では、高校生も参加してくれた。本集会も多く参加してくれてありがとう」と市民の多くの参加に感謝した。
 「狭山再審闘争の現状と課題」と題して磯部一章・鳥取市協書記長が報告、狭山のたたかいを鳥取から発信しよう、とよびかけた。


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