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部落問題資料室
NEWS & 主張
「教育基本法」改悪阻止へ行動
差別・選別を否定し心をひとつに
「解放新聞」(2006.12.11-2298)
 教育基本法改悪ストップ! 11.25集会が11月25日、東京・日比谷公会堂でひらかれ、3500人が参加した。主催は教育基本法改悪ストップ実行委員会。集会では、オランダからEI(教育インターナショナル)のヴァン・リュウエン事務局長が来賓として出席。「教育はナショナリズムにもとづくべきではない。改正案は間違っている。教育基本法案、憲法改正への圧力が国によって強められている最近の日本を、国際社会はあまり肯定的でないイメージでみている。今までの教育基本法は世界人権宣言と合致するものだが、政府案は思想や表現の自由を侵害するおそれがある。採択されれば、EIは政府にたいし、国際基準に合致しない行動にでたということで、公的な行動を模索する可能性がある」とのべた。
 現場からは、森越康雄・日本教職員組合委員長が情勢報告、教育基本法改悪をとめよう! 全国連絡会よびかけ人の大内裕和さんがこの間のとりくみを報告し、子ども国会の代田七瀬さんがとりくみ報告とともに、「子どもたちは不満よりも不平等を感じている」と子どもの声を訴えた。
 主催者あいさつで福山真劫・平和フォーラム事務局長は、「市民が求めているのは、いじめや未履修問題など現場の問題を解決することであり、改悪することではない。がんばれば阻止できるという決意を固めよう」と提起した。
 集会アピールを採択後、西島書記次長が「戦争のできる国づくり、差別、選別を否定し、心をひとつにして廃案に向けて全力で闘おう」と訴え、団結ガンバローをおこない、都内をパレードした。

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