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部落問題資料室
NEWS & 主張
京都市保育所調理員
不当懲戒免職取り消し裁判で

処分取り消しの判決
「裁量権逸脱した違法なもの」

「解放新聞」(2009.05.25-2420)

環境局職員につづき
京都市は即刻復職を

  【京都】「京都市長が原告に対し平成19年2月13日付けでした懲戒免職処分を取り消す」「訴訟費用は被告(京都市)の負担とする」
  5月15日午後1時10分、京都地裁208号法廷で判決主文が読みあげられた。
  京都市による不当な懲戒免職処分は、07年2月13日、保育所調理員のⅠさんに「過剰発注」を理由としておこなわれたもの。今回の判決は、昨年の京都市環境局職員免職取り消し裁判勝訴につづくもので、当時の京都市の処分のずさんさ、不当さが、さらに明らかになった。
  京都府連はこの判決をうけ、「07年4月7日の提訴いらい、2年あまりのこの闘いの間、原告のⅠさんは、幼い子どもを抱え、必死に生活を支えてきましたが、たいへんな経済的苦境と精神的負担をこうむりました。京都市は、この判決を真摯にうけとめ、控訴せず、即刻、職場復帰をはたすよう要請」するコメントを発表した。
  提訴いらい13回の口頭弁論を数え判決まで長びいた原因は、京都市が裁判所からの、「処分理由を明確に」という要請に、献立や発注票など膨大な資料をだすものの、けっきょく論拠を示すことができず、時間だけが費やされた結果。京都市は裁判でも不良職員としてレッテルをはりつづけ、このため指導ができなかったという人格破戒までおこなった。
  また、この処分も、市職員の不祥事がスキャンダラスにテレビなどで放映されるなか、本件についてもテレビ放映された翌日に事情聴取をおこない、それに依拠したもので、市の調査特別委員会の実質的な最終日におこなわれたもの。政治的で意図的なねらいが透けてみえる、予断と偏見にもとづくものといえる。
  勝訴したⅠさんは、「2年以上という長い間であったが、いまは、自分の主張が認められてうれしい。1日も早く、職場に復帰できるようにがんばります」と力強くコメントをした。

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