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部落問題資料室
NEWS & 主張
憲法を活かして平和を創ろう
平和遺族会が8.15集会

「解放新聞」(2009.09.21-2436)

ナショナリズムの行方に注視を
 【東京】平和遺族会全国連絡会は8月15日、東京・千代田区一ツ橋の日本教育会館で「憲法を活かして平和を創ろう」と集会をひらき、戦争遺族など300人が参加した。集会では、「有事法制下の靖国神社問題」と題して西川重則・平和遺族会全国連絡会代表の基調報告、一橋大学大学院教授の吉田裕さんが「田母神問題と歴史修正主義―自衛隊最高幹部が侵略を正当化するとき」と題して講演。集会後、デモ行進をした。
 西川代表は、「平和への歯止めとして機能している憲法9条を守るために強い関心をもってほしい。靖国神社は防衛思想の拠点であり、象徴天皇の参拝をめざしている。憲法を活かして平和を創る闘いを諦めずに続けよう」と訴えた。
 講演した吉田さんは、田母神論文は、「粗雑であり杜撰な歴史観」だと指摘。侵略戦争ではない「陰謀史観」であるとの立場にたっており、反米保守としての対米自立型軍事大国路線をめざすことに目的があるとのべ、格差社会のもとでのナショナリズムの行方に注視する必要がある、と指摘した。

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