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部落問題資料室
NEWS & 主張
結成の原点を確認
総会に61教団が出席
同宗連

「解放新聞」(2010.04.19-2466)

 30周年記念の準備もとりくみへ
 『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議が第30回総会を4月6日午後、京都市内の花園会館でひらき、61教団の代表など92人が出席。「教えの根源にたちかえり、「同和問題」解決へのとりくみなくしては、もはや、日本における宗教者たりえないことを自覚し」という結成の原点にたちかえることをあらためて確認。部落解放人権政策確立要求運動と「狭山」問題への積極的とりくみ、「同宗連」結成30周年に向けたとりくみなど、2010年度事業計画を決定した。とくに2011年が結成30周年であり、①記念式典の準備②記念誌の作成③映像の作成にとりくむこととした。
 小林眞・議長(日本基督教団)は議長報告をおこない、みずからいのちを絶つ人が年間3万人をこえる現実が12年もつづいており、隠れた場所では、いまだに人権はもとより、生存権さえ脅かされている人びとが多数おり、より具体的な差別が起きている実態を指摘。活動の柱の①連絡会活動②研修会活動③広報活動④他団体との連帯、にそって報告や課題を捏起した。
 「「同宗連」結成時の決意とわれらの課題」をテーマに小野一郎・「同宗連」元議長が記念講演。みずからの生いたちをふり返りながら、1970年代の日本基督教団の部落問題へのとりくみを報告し、「同宗連」結成の経過と問題意識を語った。
 なかでも大切なものとして「現実の直視」をあげ、さまざまな苦悩を背負いあいながら生きることで、はじめて多元性の解決ができることを強調した。
 部落解放同盟からは組坂委員長が出席し、来賓あいさつした。

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