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部落問題資料室
NEWS & 主張
心病む当事者の声を聞く
奈宗連が総会を「研修の場」に

「解放新聞」(2010.08.30-2483)

  【奈良支局】差別をなくす奈良県宗教者連帯会議(奈宗連)が5月24日、橿原市で第27回総会をひらき、26教団から407人が参加。総会は、昨年の規約改正で「研修の場」と位置づけたことから、北海道浦河町で精神障害を経験した当事者たちが活動する「べてるの家」の向谷地生良・理事と、同家運営メンバー2人が「心病む人達と宗教~降りてゆく生き方~」と題して講演した。
  総会で、河村喜寛・議長が、「総会で学びを深め、新たなる発展をして、共どもに手を携えて、差別をなくすために、一私たち1人ひとりが変わり、奈良の未来を変えるべく歩みをすすめよう」とあいさつ。県連の辻本正教・書記長が来賓あいさつした。
  講演した向谷地さんは、「精神障害の回復には、生活や身体性の文化をもつ宗教のなかにある、人が生きるという現実を見据えたさまざまな手だてや生き方が重要な意味をもっていることを伝えたい」と話した。総会議事では、10年度の活動計画や役員体制を報告、確認した。

   新 役 員
議長  河村 喜寛(天理教)
事務局長 丸子 孝仁(曹洞宗)

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