pagetop
部落問題資料室
NEWS & 主張
CDに収録
部落に伝わる「盆口説き」
小倉地協黒原本町支部

「解放新聞」(2010.09.06-2484)

「鈴木主水」と「能行口説」の物語2唄
  【福岡支局】小倉地協黒原本町支部が、今年の小倉地協結成50周年を記念して、部落に伝わる「盆口説き」のCDを製作した。収録した「盆口説き」は小倉の部落でおもに口説かれる「鈴木主水」と「能行口説」の物語唄2曲。CD一枚、1500円(送料別、10枚以上は送料無料)。
  収録した「鈴木主水」は全国でも唄われている曲。「能行口説」は幕末の天保6年(1835年)に企救郡能行村(現在は北九州市小倉南区)で起こった「お千代と儀平」の心中事件の話。
  支部長の熊上茂さんが口説き、副支部長の小堤治さんが太鼓のリズムを取り、女性部の識字学級生たちがお嚇子で盛り上げる。
  黒原本町では、盆の先祖供養に、口説きによる盆踊りをおこない、毎年、大人から子どもまでが楽しみにしている。また、都会に出た若者も、楽しみに帰省するという。

貴重な資料であり大きな意義がある
  このCD製作については、教育や啓発にかかわる関係者から、口説き手が減少するなかで、地元の「盆口説き」をCDとして残したことは、今後、小倉の部落の風習を伝える上で貴重な資料となり、大きな意義があると評価され、また、小倉地協も同盟員が胸を張って故郷を語る材料となり、これからの解放運動の発展につながる、と期待している。
  連絡先は、黒原本町支部長の熊上茂さん(TEL:090・8413・9823)まで。


「解放新聞」購読の申し込み先
解放新聞社 大阪市港区波除4丁目1-37 TEL 06-6581-8516/FAX 06-6581-8517
定 価:1部 8頁 115円/特別号(年1回 12頁 180円)
年ぎめ:1部(月3回発行)4320円(含特別号/送料別)
送 料: 年 1554円(1部購読の場合)