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部落問題資料室
NEWS & 主張
体験的部落史入門史テーマに
神奈川研究会が公開講座

「解放新聞」(2010.09.13-2485)

 【神奈川支局】神奈川部落史研究会の第1回公開講座を7月3日、横浜市職能開発総合センターでひらき、中村彰信・同研究会事務局長が「部落史を学ぶ~体験的部落史入門」をテーマに講演し、20人の参加者が熱心に聞き入った。
  中村さんは、自身の部落問題との出会いから、県連が結成されて解放運動にかかわるなかで、地元の人びととともに部落史の学習を始めたこと、信州農村開発史研究所の斎藤洋一さんとの出会いをきっかけに、部落史を異体的な人の営みを通じて学ぶようになったことなどを語り、大正末期から戦後にかけて部落改善事業の中心になった長島重三郎の記録「長島重三郎日記」の解読をおこない、神奈川県清和会の啓発活動と長島重三郎、地元の部落とのかかわりを解明していると報告した。
  最後に、史料の調査・分析をすすめるとともに、地元の高齢者への聞き取りや、史料の少ない戦後の部落の生活実態と運動との関連を解明したい、とのべた。

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