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部落問題資料室
NEWS & 主張
5回目「3者協議」へ情宣
東京高裁前で石川夫妻など

「解放新聞」(2010.12.06-2497)

 第5回目の3者協議に向けた世論喚起に向けて東京高裁前の情宣行動がとりくまれている。11月12日の行動には、石川一雄さん、早智子さんのほか、埼玉県連と住民の会、神奈川県連、同宗連の代表が参加した。また、志布志事件の元被告とされ警察のでっち上げと闘い無罪をかちとった、川端幸夫さん、藤山忠さんと志布志の人たちを支援しつづけてきた志布志事件・住民の人権を守る会の武田佐俊さんがかけつけた。
  石川さんは、「証拠の開示で私の無実は明らかになる。真実を国民の前に明らかにする意味からも事実調べをしてほしい」と訴えた。早智子さんは、「殺人犯のレッテルを貼られ、32年間も獄中にいた。青春は獄中の中にあった。それでも無実を訴え、無実だという思いが47年間を支え、希望を失わずにきた。証拠の不開示は不正義だ」と訴えた。また、志布志事件で無罪となった川端さんは、「石川さんは、無実です。裁判官は勇気をもって判断してほしい。また、取り調べの全全面可視化は必要だ。そうでなければ司法の信頼はとりもどせない」とあいつぐ警察・検察のでっち上げを批判した。藤山さんは、「裁判所職員も顔を背けずにぜひとも署名をしてほしい。私たちの国賠裁判はつづいているが、警察・検察の犯罪を明らかにすることが私の仕事だと思っている」と訴えた。また、同宗連の丹波二三夫・事務局長は、「真実を求め、真実に迫るのが、裁判所の責任だ。証拠の開示、事実調べを決断してほしい」と訴えた。

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