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部落問題資料室
NEWS & 主張
またしても「不見当」
高検は証拠開示を、高裁は事実調べを
第5回3者協議

「解放新聞」(2011.01.17-2502)

 狭山弁護団と東京高裁、東京高検との第5回目の3者協議が、12月15日午後、東京高裁でおこなわれた。東京高検は、取り調べの録音テープを採取した日時を昏いた報告書を提出したものの、この間、弁護団が求めてきた、①殺害現場とされる雑木林内での血痕反応検査の実施とその結果に関する捜査書類いっさい②1963年7月4日付け実況見分調書記載の現場撮影8ミリフィルム③取り調べでの捜査官の取り調べメモ(手控え)・取り調べ小票・調書案・備忘録等④「犯行現場」のすぐ近くにいた0さんを捜査段階で取り調べた捜査官の供述調書案・取り調べ小票・取り調べメモ(手控え)・備忘録等⑤死体鑑定書添付の写真と実況見分調書添付の現場写真以外の被害者の死体に関する写真⑥石川さんの着衣の血痕反応調査報告書、については、あいかわらず「不見当」をくり返した。
  このため、弁護団は、あらためて「不見当」の合理的説明、証拠開示を求めるとともに、裁判所には事実調べを求めた。また、3月には新証拠として筆跡、死体鑑定を新たに提出することを示した。
  次回3者協議は3月の予定。
  3者協議には、中山主任弁護人、中北事務局長をはじめ、横田、青木、福島、近藤、辻、河村、小島、山本、野口、指宿の各弁護人が参加した。

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