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部落問題資料室
NEWS & 主張
反原発の訴えも
憲法施行64周年で集会

「解放新聞」(2011.05.16-2518)

 「憲法施行64周年憲法記念日集会」が5月3日、東京一ツ橋の日本教育会館でひらかれ600人が参加した。主催は、フォーラム平和・人権・環境(江橋崇・代表)。今回は、東日本大震災という大災害をふまえて生命の尊厳や人間の安全保障、国際社会とのあり方をめぐって憲法を活かすあり方が論議された。そのほか前田哲男さんが講演。この集会には関東ブロックを中心にとりくんだ。
  「安全に生きる権利」と題したシンポジウムでは、コーディネーターに江橋代表。シンポジストとして福島県で40年間にわたって反原発運動をつづけてきた石丸小四郎さん、国際環境保護団体のFOEjapanの満田夏花さん、日本消費者連盟事務局長の山浦泰明さんが発言した。
  石丸さんは毎月東電と交渉してきた。安全策について提案してきたが無視されてきた。今回の事故は未曾有の事態ではあるが想定外の事態ではなかった、と指摘。広島、長崎への原爆投下をはじめ、日本ほど放射能の怖さを体験した国はない。自然エネルギーへの転換を本気で考えるべきだ。資源小国などという幻想から脱即し、生涯の運動課題として反原発の運動にとりくみたいと訴えた。
  満田さんは、国際的な環境保護にとりくんできたが、日本の足下の環境問題へのとりくみを強化するため脱原発団体とのネットを組織し、環境政策への提言などに積極的にとりくむとのべた。

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