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部落問題資料室
NEWS & 主張
解放保育実践を子育て運動へ
第34回 全国人権保育研究集会
人権尊重の保育を

「解放新聞」(2012.02.20-2557)

来年は鳥取県米子市で集会
「部落差別をはじめあらゆる差別の現実に学び、人権保育を創造しようー保育所・幼稚園・地域・家庭すべてをジェンダーの視点で点検し、保育環境の見直しと真に子どもの人権を尊重する保育を創造しよう-」をテーマに第34回全国人権保育研究集会を1月21、22日に奈良市・なら100年会館を主会場にひらき、保育関係者や保護者など1800人が参加した。第36回奈良県人権保育研究集会をかねた。
  全体会では主催者を代表して岡田健悟・実行委員長が「これまで積みあげてきた解放保育の実践をすべての子どもたちの育ちを支える子育て運動へ発展、深化させることが求められている」とのべ、連帯の輪を広げ子どもたちを直視しながらとりくみをすすめていこうとよびかけた。岡田佐代子・事務局長の基調提案に続き、来年の会場となる鳥取県の代表が集会への参加をよびかけた。
  記念講演ではNPO法人「地球のステージ」代表の桑山紀彦さんがパレスチナなどの難民キャンプや東日本大震災の被災地での活動を報告したあと、「差別の現実に深く学びながら自らの人権意識を磨き、子ども一人ひとりの豊かな育ちを保障しよう」などを内容にした集会アピールを拍手で確認した。
  2日目は「子育て支援と地域ネットワーク」や「被差別当事者の願いと人権保育」など8つの分科会に分かれ新たな人権保育の創造と人権施策の確立に向け討議をおこなった。

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