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部落問題資料室
NEWS & 主張

狭山事件の再審求めて
3共闘の県民集会に170人

「解放新聞」(2013.05.20-2619)

闘いは1日1日前進している
  【神奈川】「第3次再審闘争勝利! 狭山事件の再審を求める神奈川県民集会」が4月18日、横浜市技能文化会館でひらかれた。主催は、部落解放県民共闘会議、部落解放共闘横浜市連絡協議会、部落解放川崎地区共闘の共催。集会には170人が参加し、石川一雄・早智子さんの訴えと狭山弁護団の指宿昭一・弁護人が「狭山再審闘争とえん罪事件」と題して再審闘争の現状を講演した。
  主催者あいさつをした平井知一・議長は、「狭山の闘いは今年で50年。とりくみの強化が求められており、今年こそ見えない手錠をはずす年としなければならない」と訴えた。
  石川一雄さんは、「事件発生から50年ということでマスコミ取材がふえている。いまは、全国を回りながら、高裁前のアピール行動をおこなっている。えん罪を晴らすには裁判で無罪判決をかちとる以外にない」と支援を訴えた。また、早智子さんは、「狭山に風が吹いている。マスコミの動きでもわかる。狭山闘争は、出身を隠してきた私の生き方を変えた闘いだ。この闘いのなかで、一人ひとりが変革をつかみ取ってほしい」と訴えた。
  指宿弁護人は、えん罪事件の歴史をたどり、「いまの裁判制度は証拠を検察が独占している。事実調べなくして再審開始はありえない。闘いは1日1日前進している」と強調した。
  集会冒頭では、狭山事件の再審を求める市民の会が製作したDVDを上映。部落解放川崎地区共闘の星千嘉子・議長が会場であつめられた檄布を石川一雄さん、早智子さんに手渡した。

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