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部落問題資料室
NEWS & 主張

憲法改悪・差別排外主義と闘う
組坂委員長―西島書記長の新執行体制で

「解放新聞」(2014.03.24-2660)
 第71回全国大会を東京・日本教育会館で3月10、11日おこない、代議員、中央役員617人が参加。安倍政権による憲法改悪策動、跋扈する差別排外主義を許さず、人権・平和・環境を基軸に民主主義の確立に向けて闘い抜くことを確認した。まず、組織の改革・強化に向けたとりくみを組坂委員長―西島書記長を軸にした新執行体制で実現し、狭山再審、人権確立のための法制度確立をはじめとした諸課題に全力でとりくむことを誓い合った。

狭山再審をかちとれ
  第71回大会では吉田副委員長が開会あいさつ。全員で解放歌をうたったあと水平社宣言を福田中執が朗読。議長団に安部なおみ(島根)、長屋朱美(高知)さんがついた。
  中央本部を代表して組坂委員長は、日本は危うい方向に向かっている、憲法改悪を阻止し、-人権・平和・環境・民主主義のために闘わねばならない、と強調。人権侵害救済法制定は、安倍内閣では閣法としては無理だが、自民、公明、民主、生活、社民党など超党派の議員による立法化も視野にしっかりとりくみたい、最大の山場をむかえた狭山再審の実現、人権のまちづくりと同時に部落民の願い、悩み、悲しみ、要求をしっかりと組織できる部落解放運動にし、大道を切りひらこう、とよびかけた。また、丸3年をむかえる東日本大震災への復興支援も訴えた。5人の中央執行委員会構成役員の引退を断腸の思いとしながら、この困難をのりこえる新たな執行体制のもとでさまざまなとりくみをすすめると語った。
  来賓あいさつでは、大谷暢顕・部落解放・人権政策確立要求中央実行委員会会長・真宗大谷派門首(代読・麻生英城・真宗大谷派解放運動推進本部事務部長)、山本幸三・自民党・衆議院議員、海江田万里・民主党代表・衆議院議員、江田康幸・公明党・衆議院議員、小宮山泰子・生活の党国会対策委員長・衆議院議員、吉田忠智・社民党党首・参議院議員、小川裕康・日本労働組合総連合会副事務局長、小俣利通・部落解放中央共闘会議議長・日本郵政グループ労働組合中央執行委員長、中山武敏・狭山事件再審弁護団主任弁護人から祝辞をいただいた。
  来賓紹介のあと、小野寺一視・大会運営委員長が大会の成立を報告。石川一雄、早智子さんが狭山再審闘争への支援を訴えた。
  その後、報告事項として一般活動報告を岸田副委員長が、財務・会計決算報告を西島財務委員長が、会計監査報告を篠原会計監査委員が、中央組織規律委員会報告を飯田中央組織規律委員会委員長代行がそれぞれおこなった。
  午後からは、提案事項として一般運動方針案、財務・会計予算方針案提案を西島財務委員長がおこなった。
  全体会終了後、3分散会会場で運動方針案などの討議とともに、中央執行委員会構成役員、中央組織規律委員会役員の信任投票をおこなった。


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