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新年のご挨拶

「よき日」をめざして ストップ 戦争への道
「解放の議席」奪還へ 松岡書記長を
本年7月の参院比例区

部落解放同盟中央本部
執行委員長 組坂繁之

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、総選挙で兄弟姉妹をはじめ、多くの心通う皆さんのご協力で松本龍副委員長(九州地方協議会議長)の5選をかちとることができました。心よりお礼申しあげます。
 この選挙で小泉政権の暴走に一定の歯止めをかけたものの、「絶対安定多数」を背景にイラクへの自衛隊の派兵を強行しようとしています。「国民保護法案」の制定、「教育基本法」の改悪、憲法改悪の策動など、戦争ができる国づくり、国権主義への方向が画策されています。小泉政権は、私たちの日常生活そのものを、住基ネット・カード、監視カメラなどで管理、監視し、差別主義、人種主義を煽り、危険な戦争への道を突きすすもうとしています。
 こうしたなかで、私たちは人権、平和、環境を守り、創造する勢力として、国内外で被差別、被抑圧の状況に置かれているすべての人びとと、反差別共同闘争を軸に、危険な状況を大きく変えていかなくてはなりません。
 本年7月には松岡書記長が参院比例区から立候補します。危険な政治状況を大きく変えること、選挙戦を通じて組織の強化・団結をはかるものとして、この参議院選挙闘争に勝利し、松本治一郎委員長以来の参院での「解放の議席」を奪還しなければなりません。
 昨年、「人権擁護法案」は衆院解散により自動的に廃案となりました。今年こそ、これまでの闘いの成果をふまえ、院内外での闘いはもとより、国連をはじめとした国際的世論も高揚させ、通常国会で国際的な人権基準である「パリ原則」にもとづく「人権侵害救済法」を実現するとりくみに全力をあげましょう。
 狭山再審のとりくみでも、通常国会に提出される一連の司法改革関連法案の審議を通じて、私たちは司法を1人ひとりのものとするとりくみを展開する必要があります。とりわけ、えん罪・誤判をなくすためにも、捜査・取り調べ過程の可視化、「証拠リスト」をはじめとした全証拠の開示などをかちとることが重要な課題になってきます。そして、この特別抗告審で勝利し、石川さんの無実をかちとらなければなりません。
 1人ひとりがかけがえのないものとして尊重され、人権が確立される民主社会の建設にとりくみ、「よき日」をめざして、今年も奮闘しましょう。

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