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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2200号/04.12.27
 沖縄では辺野古沖への巨大な海上基地建設反対のための現地の海辺や海上だけでなく県庁前でも座り込み闘争や阻止闘争がくりひろげられている。イラクのファルージャへの攻撃では、米海兵隊が、げんに沖縄の基地から出発している
▼アジアや世界に向けた米国による侵略や不当な介入の前線基地が沖縄ということである。海上基地建設がさらにこうした事能首強化するものであることは、論をまたない
▼読谷村の米軍楚辺通信所(通称・象のオリ)の使用期限は05年5月末までだった。これは日米特別行動委員会(SACO)で00年度末までに土地を返還することで本来は合意していた。しかし、その後、強制使用手続きを政府はくり返していた
▼現在の技術水準でいけば象のオリのような巨大な通信施設は必要なく、もっと狭い場所で使用可能なのだ。そういった点を含めての返還だったはず
▼ところが米政府は返還しない方針を日本政府に伝えてきた。一体全体その根拠は何なのか。これは沖縄の基地、施設を永久的に米軍のものとして使用しつづけることへの決意表明である。返還とは一時しのぎのペテン的なものであったということだ
▼米軍にとってのキーストーンとしての沖縄。この現状を放置するわけにはいかない。イラクへの戦争を合法化する米、それに追随する日本。こうした構図を変えていくことが、沖縄の現状を変えることにつながるのだ。

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