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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2203号/05.1.24

デモクラシーの冒険

姜尚中 テッサ・モーリス-スズキ  集英社新書(定価720円)

書籍画像 イラク派兵反対をよびかけるビラを自衛隊官舎へ配布しただけで逮捕・起訴、第1回公判が終わるまで75日間勾留される。昨年12月16日、無罪判決を獲得したものの検察が控訴、弾圧の姿勢をあらわにしている。
 これは、安全保障が一番と民主主義が後ろへ追いやられ、「愛国者法」に代表される監視社会化を急速におしすすめ、「先制攻撃」を正当化するアメリカに追随する日本の現状だ。
 こうした動きを許している「デモクラシーの崩壊」とは一体何なのか、イラク派兵反対、天皇制廃絶を、なぜ選挙で論点にできないのかなど、多方面から、歴史をふり返りながら、二人の対話で解き明かしていく。
 「世界は、戦争が平和であり、隷従が自由であり、暴力が安全であるような倒錯した現実に向けて転げ落ちて行くように感じ」た二人の対話は、デモクラシーの冒険にはいろんな実践と方法があることに気づかせる。
 「消費者」としてではない歩みをすすめようとする人の背中を、確実に押してくれる一冊。(E)

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