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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2218号/05.05.16

散所・声聞師・舞々の研究

世界人権問題研究センター編  思文閣出版(定価820円)

書籍画像この本は、世界人権問題研究センターが「十周年を記念する事業のひとつとして出版した」もの。「散所の人びとが携わった芸能あるいは陰陽道などとのかかわりを含めて、文献・絵画・地図の綿密な分析をこころみ、洛中・山城国・近江国における散所の実態を浮きぼりに」したものである。  95年度から開始された13人の歴史研究者による共同研究が終了したのが03年。その成果がA5判586ページのこの本としてまとめられた。散所の概要を入れた序章、散所の場所ごとに実態研究を入れた1・2・3章、座談会、史料・年表・文献目録を入れた全6章で本書は構成されている。  できれば、まず序章で散所の概要を知り、そのあとに座談会の最初に出てくる「散所研究の現状」を読んでから、興味のあるか所へすすんだ方が理解が早いと思う。  「散所、声聞師、舞々というこれまでは個々ばらばらに研究されてきたものを、現実的には一個の存在の別々の側面にすぎない」ことを明らかにした本書のもつ成果は大きい、といえる。(A)

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