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部落問題資料室
コラム
今週の1冊 第2220号/05.05.30

人身売買をなくすために
受入大国日本の課題

JNATIP 編  明石書店(定価1800円)

書籍画像 本著は人身売買の根絶にこれまで尽力してきたNGOの知恵を集めたもの。国会で「人身取引」を禁止するための法律が論議されているなか、日本の人身売買の現実と問題点、解決のための視点を提起している。
 女性差別撤廃委員会の日本政府報告にたいする最終所見の国内実施を求めた各省交渉のなかで、人身売買に関するとりくみがもっとも厚みをもって報告された。しかし、主にいかに取り締まりを強化するかという点に的が絞られていた。受け入れ大国日本の課題はそれだけか。グローバル経済の矛盾は貧国の女性を直撃し、人身売買の増大や低年齢化は加速化している。貧困からの脱出という切実な思いを胸に、騙され、監禁され、借金責めにされ、性を売買される女性たち。彼女らは日本のあちこちで今も搾取されている。
 NGOが地道に掘り起こした現実と、被害者を保護するためにどのような法律が必要か。キーセン観光、アジア・セックスツワーなどに立ち向かっていった、市民の力を再び喚起したい。(汝)

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