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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2228号/05.07.25
 「格闘技」を見ていると、ひやっとするシーンがよくある。たとえば頭を平気でヒザで打つ。コメカミ部分を狙うなどなど。相手に勝つためならなんでもする、なんでもあり、という姿勢に驚く
▼プロレスも、もちろん格闘技だが、そこには危険な所は攻めない、相手のワザを受ける、という暗黙のルールが存在する。試合を客に見せるのであって殺し合うのではないのだから当然だ。暗黙のルールを破った試合をセメント、シュートとよぶ
▼レスラーの橋本真也が亡くなった。40歳だった。橋本にしかけられたのが小川直也によるシュートマッチだった。橋本を踏み台にしてのしあがった小川は、石もて追われるごとく団体を追われ、橋本が興した新団体に合流した。オレのために犠牲になった人を救う、との決意だった
▼その新団体も、結局追われたのは橋本だった。億単位の借金も、1人ですべて背負った。肩の手術もおえ、借金を返すためにもプロレスラー復帰を狙うその時だった。脳幹出血という悲劇が橋本を襲った
▼憎みきれない愛くるしい性格は誰からも好かれた。女性とも純愛を貫いた
▼橋本に突然襲いかかった脳幹出血が、日日の試合のなかで蓄積されたダメージだったら大変だ。プロレス界は対応を考える必要がある
▼組織や運動体も同じだ。運動がもつ弱点のダメージが蓄積しない間に、いまから、それを回復する新しい回路を創る必要がある。

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