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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2231号/05.08.15
 参院本会議で郵政法案が否決されついに8日、衆院解散・総選挙が確定した。千歳一遇のチャンスと野党は政権奪取をもくろんでいるが、ぜひ実現させたい
▼小泉首相は総選挙の大バクチを打った。そしていま現在入ってくる情報では、8月15日靖国参拝という大バクチを、これまた本気で打とうとしている
▼解散・総選挙をさけたい森前首相に「おれの信念だ。殺されてもいいという気がまえでやっている」と語ったという。たしかに本音だろう
▼この大バクチの裏には、戦後政治の総決算がある。小泉はあくまで国民に間うだろう。経済大国として米国とともにテロ国家と戦うことがなぜ悪い。靖国参拝は日本人として当然の自然の気持ちだ。中国や韓国は文化多元主義を認めろ、と
▼小泉の本音はこうだ。現在の国のあり方を無条件で肯定することを訴えることで、この国の近代からの歴史も肯定することにつなげる。まさに戦後政治の総決算なのだ
▼総選挙のときに、ある政党にたいする謀略ビラが大量にまかれ、その政党が大幅に議席をへらしたことがあった。それと同じようなことが、くり返されるかもしれない。あるいはスキャンダルの2、3発で野党を崩せると考えているのかもしれない
▼グローバル化のもとで戦争ができる国づくり、強者だけが生きのぴる社会をめざす小泉政権を、マイノリティの立場から撃ち、総選挙で変革をかちとろう。

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