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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2238号/05.10.03
 中国の宿遷近くにある村での松本治一郎の名を冠した希望小学校寄付式典に参加した。村をあげての熱烈歓迎、小学生たちの姿に胸が熱くなった。学校建設は九州ブロックを中心に02年から毎年おこなわれている。鉄筋3階建の立派な校舎だった。中国では中日友好協会の人たちに本当にお世話になった
▼この中国で大きな問題となってくるのがWTO(世界貿易機構)加入後の本格的市場開放期を迎えること。中国のあるメディアは問題点を整理して、地域格差の拡大、国有企業の経営難、金融システムの改革の遅れ、大量の余剰労働力が未解決のままだと指摘する。さらに深刻なのは三農問題
▼三農問題とは農家、農村、農民のことで、農産物は輸入が輸出を上回っているのが現状。しかも伝統的農村はじょじょに破壊され、農民が大量の余剰労働者として都市部に進出しているが正規労働者とはなれない。都市と農村の矛盾は大きくなっている。問われているのは、こうしたもとでの民主的改革
▼マルクスが『資本論』で提起したのは自然が相手となる農業問題の重要性だった
▼おもにドイツの農業問題を研究し市民運動にも尽くした飯沼二郎さんが亡くなった。奈良の農家へおともしたことがある。農家で「都会の人は胃が丈夫だね」といわれた。自分たちは無農薬の野菜を食べるが、農薬を使ったものを出荷するからだ。飯沼さんとの想い出を胸に、志をつぎたいと思う。

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