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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2240号/05.10.17
 朝起きると、まず見るのが新聞。ところが、今日、玄関をのぞくと新聞がない。そういえば、休刊日だったことを思い出す。ああ、何となく落ち着かない感じだ
▼日本の商業新聞の近代の出発は官報のようなものだった。表現も難しすぎて一定の場所に住民を集め、その内容を読み砕いて説明した。読売という名は、読んで聞かせて売る、ということでついた
▼その後登場したのが、小振りの新聞。内容は実際に取材をきちんとしたかどうか不明、近所の噂などをもとにしたスキャンダル紙。何をもって、どのようなことをスキャンダルとするのか。近代の道徳観、倫理観というのは、こうした商業紙をもとに形成された側面もある
▼政府の広報とスキャンダルが商業紙の本来の姿、というとあまりに語弊があるだろう。しかし、このたびの総選挙の時には、各紙が右へならえとばかり「郵政民営化」賛成を社説で押し出した。なぜか
▼日頃の権力へのチェック機能、民衆の立場に立った報道が展開されたのかどうか。スポンサー筋の要請に弱い、権力からの恫喝にビビル、ということではメディアの役割は果たせまい
▼いまここに、12月14日に期限を迎える自衛隊のイラク派兵にたいして賛成は18%、反対は77%という世論結果がある。このとき、商業紙はどのような態度をとるのか
▼新たな戦前という状況のなかで、ジャーナリズムの真骨頂が、いま問われる。

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