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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2292号/06.10.30
 「Web2.0」(ウェブ・二イテンゼロ)という言葉をご存知だろうか。インターネット上ではブログという個人の日記のようなもので、自由に何でも書き込み、ネット利用者に公開するものに代表されるように、これまで情報の受け手であった使用者が情報の発信者へと変化してきている。また情報の発信者が増え、協同の力でより有益な情報が生み出されるという現象も起こっている。このような現象を総称してWeb2.0とよばれている
▼個個人が日記風に書き込むブログには、日常の些細な出来事から、世界情勢やその分析など、さまざまなことが書き込まれる。その中身は検索することが可能で、ブログを書く人は、自分の情報発信がどのように利用、消費されているかが気にかかるようだ
▼ネット利用者同士の協力で、新しい百科事典を作るなどの事業がおこなわれている。また、あるテーマを調べるときに、協同した力があれば、より正確に、スピーディにできるだろう
▼こうしたインターネット利用の大きな変化は、確実に社会にも大きな影響を与える。しかし、人類の英知を集めつくられたインターネットの世界で、部落差別をはじめ、人権侵害発言や雑言が野放し状態であるのも気にかかるところだ
▼ここでも人類の英知を振るい、人権思想の普及という、新たなステージのとりくみを開始することが求められているのではないだろうか。

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