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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2415号/09.04.20
 政府は北朝鮮から発射されたロケットのよぴかたを「飛翔体」から「ミサイル」に変更すると発表した。右よりの人たちから評判が悪かったため、各国もこうよんでいる、ということで無理やりミサイルにした
▼北のロケットを国民統合と排除や自衛隊の予行演習、マスメディアの利用、戦争体制をつくる準備など、最大限政治利用したのが麻生政権。これを支える自民党から、日本が核基地を攻撃する能力をもつべき、日本も核武装すべき、という意見が出てきた
▼こんなご時世、鷹が鳩に見えるという現象がおきてくる。たとえば同じ党内のかつてのYKKの1人。「こうした発言を非常に憂慮している。かっての関東軍のように強がる意見が跋扈する。冷静沈着に議論すべき」と語る。これも変化か
▼「核兵器を使用した唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任がある」とオバマ大統領はのべた。これまでの核を武器に米一極主義として外交戦略を立ててきたこととは大違い。これは「核兵器のない世界の平和と安全保障を米がめざす」とドイツで演説したものだ
▼ヒロシマ、ナガサキへの原爆が戦争を終結させたという「功績」が評価されてきた米国での大きな変化と期待したい。まず、原爆投下への謝罪が必要だ
▼人類の歴史は、理想を現実化するなかですすんできた。北のロケット発射でも米は冷静だ。核廃絶へ時代は大きく動いていることを知るべきだ。

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