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部落問題資料室
コラム
荊冠旗 第2646号/13.12.09
 「ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶようなことはないでしょう」「主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わりがないように思われます」
▼引用が長くなったが、これは石被茂・自民党幹事長が「秘密保護法案反対デモ」を批判したブログの部分。デモ=絶叫=テロ行為とその本質で変わりはない、ということになる
▼思わず本音が出たのだろう。げんに自衛隊が反戦・平和運動に携わる人びとを監視していたし、公安警察が政府の政策に反対する人びとを監視・弾圧しているのは周知の事実。秘密保護法案が成立すれば、そうした弾圧がますます加速するのは確実だ
▼とくにこの間、関西で頻発しているのが反原発運動への弾圧。「軍需工場や原発施設への潜入ルポに対し、国が「秘密を不正に入手しようとした」として捜査対象にする可能性が出てくる」、 「真実を暴けば摘発される」というムードが広がると警鐘を鳴らすのは鎌田慧さんだ
▼ 「国民の知る権利が奪われる重要な問題なのに、異論を唱える人たちを切り捨てている。そういう発想の人たちが法案を通そうとする恐ろしさを感じる」というのは大谷昭宏さん
▼新年号ではこの問題を軸に、組坂委員長と語り合ってもらった。乞ご期待。

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