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コラム
荊冠旗 第2684号/14.09.22
 AHKとは何か。経営委員に4人も、慣例を無視して安倍首相のお友だちが選ばれNHKが安倍放送局(AHK)になっている状況を指す
▼集団的自衛権行使容認へテレビニュースはどう伝えたかというモニター報告がある。期間は5月15日から7月6日までの50日間。NHKは政府見解を宣伝、引き出すインタビューに終始し批判的見解の並置もない。しかも与党協議を伝えることにもっとも時間を割いた。集団的自衛権の根本的な対立点を示さなかった。とくに「ニュースウオッチ9」は7月1日の放送で元内閣法制局長官の批判意見を33秒放映しただけ
▼安倍首相のつぎのメディア攻撃先は朝日新聞。朝日が吉田証言の誤りを伝えると、強制はなかったから「従軍慰安婦」もなかったことにされ、国辱記事を書き、誤解を与え国益を損なわせたと攻撃を加えている
▼吉田調書で朝日が謝ると、東電はよく頑張った、当時の政権は無能だったと再稼働推進キャンぺーンをはじめる。原発事故の本質を隠し続けて
▼あらゆる手段で朝日をおとしめ、政府にたいして批判的見解をのべるジャーナリズムを抹殺しようとしている
▼私たちの運動の根本は憲法の実現でもある。人権の獲得と不断の努力による発展だ
▼日本国民は政府の行為によって再び戦争の惨禍がおこることのないように決意し、とは憲法の前文。これを見れば、集団的自衛権に反対するのは、憲法を守るとりくみだとわかるのだ。

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