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寺尾判決29年・各地で闘う
「解放新聞」(2003.11.24-2146)

 

特別抗告審闘争の勝利へ

 東京高裁寺尾判決から29年を迎えた10月31日を中心に、全国各地で闘いがとりくまれ、狭山事件の証拠開示と再審開始を訴えた。前号につづき報告する。

差別との闘いとして
もう一度原点にもどり

【埼玉】10・31寺尾差別判決29か年糾弾・狭山再審請求・特別抗告審闘争勝利・埼玉県集会が、10月31日午前、狭山市民会館でひらかれた。県連、県共闘、支援する会狭山連絡会の共催で、集会には県内はもとより、千葉、栃木、群馬の代表も集まり、338人が参加した。集会後は、現地調査をおこない、あらためて石川さんの無実を確信した。
 主催者を代表して、片岡明幸・埼玉県連委員長は、もう一度原点に戻って、石川さんの無実を確かめ、差別事件であること、差別との闘いとして運動をつづけていきたい、と語った。石川一雄さんは、元気なうちに勝利したい、支援をと訴えた。連れ合いの早智子さんは、みなさんとともにこれからも闘いつづけると決意をのべた。兄の石川六造さんも、みなさんの力をもう一度かしてほしい、とよびかけた。
 狭山弁護団の中山武敏・事務局長が講演し、9月30日に提出した新証拠、補充書の中身を説明。もう一度、最高裁に事件を見直しさせることができるかどうかが大切、裁判所を説得できるまで新証拠を積み重ねていく、と今後の方向を鮮明にした。
 集会後は、佐野屋、出会い地点、カモイなどを参加者全員が見て回った。

新たな決意で
運動の展開を

 【香川支局】県連女性部の第50期総会を7月7日、部落解放・人権啓発センターでひらき、県内から77人が参加。運動方針の柱として、三大闘争のほか、解放教育・保育運動のとりくみ、共同闘争のとりくみ、識字運動強化のとりくみ、女性部の組織強化のとりくみ、などについて全力で運動を展開することを誓った。


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