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無実を肌で感じる
連合、中央共闘の現調で
「解放新聞」(2004.05.03-2168)

 

 連合(日本労働組合総連合)と部落解放中央共闘会議のよびかけによる、「狭山事件の現地調査と学習会」がとりくまれ、中央共闘参加の中央単産のほか、地方連合から31人が参加した。4月9日、10日の日程でおこなわれ、9日は片岡中執が事件の概要を、指紋鑑定士の斎藤保さんは講演と指紋鑑定実験。10日は、組坂委員長、石川一雄・早智子さんからのあいさつにつづき、3回目の家宅捜索で万年筆が発見されたというカモイや「自白」コースを歩いた。今回の現地調査では、初めての参加者が多く、「自白と判決の矛盾について肌で感じ取ることができた」「職場でもとりくみを広げていきたい」などの感想が聞かれた。
 主催者を代表して阿部道郎・連合総合組織局長は「今回で2回目のとりくみとなる。あらためて人権問題を労働運動の課題としたい」とあいさつした。また、中央共闘を代表して浅見清秀・事務局長は「証拠開示の闘いが必要だ。その闘いを司法改革につなげ、再審をかちとろう」とのべた。
 片岡中執は、事件の発生から貫かれている部落差別と裁判の不当性、証拠開示と再審開始に向けた闘いの強化を訴えた。斎藤さんは、犯行前の万年筆の存在を鑑定で明らかにした。また、指紋検出実験をおこない、鑑定を裏付けた。


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