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部落問題資料室
NEWS & 主張
全国で抗議のうねり
最高裁へ怒りの声
狭山棄却決定に反撃を
「解放新聞」(2005.6.20-2223)

 狭山第2次再審請求抗告を、最高裁は3月16日付で棄却した。恣意的な棄却に、怒りは全国各地で席巻、反撃の行動へと転じた。石川さんの無罪獲得まで、ともに闘おう。

石川さんは無実だ
1800人が集会とデモ

 【福岡支局】県連は、解放共闘県民会議、狭山住民の会ネットワークと共催で5月14日、福岡市の須崎公園で「狭山特別抗告棄却決定糾弾! 福岡県抗議集会」をひらき、県内から1800人が参加、棄却決定にたいする抗議の輪を広げるとともに、第3次再審闘争に向け全力で闘うことを確認した。
 集会では、主催者を代表して松本龍・県連委員長が「棄却決定はまさに抜き打ちであり、公平・公正であるべき司法が、狭山事件ではいかに不当であるかを明らかにした。石川さんのえん罪を晴らすまで闘い抜こう」と訴えた。
 今後の闘いを吉岡正博・県連書記長が「広く市民に訴え世論を大きく盛り上げることが必要。第3次再審闘争を早急に確立していく」と提起。つづいて中山武敏・主任弁護人は「事実調べや鑑定人尋問をいっさいおこなわず、はじめに結論ありきのでたらめな決定だ」と棄却決定を批判した。
 集会には、来賓として中央本部から組坂委員長、永瀬幸男・連合福岡組織拡大局長、山下輝信・同和問題に取り組む県宗教者連絡会会長らが駆けつけ、連帯のあいさつをおこなった。
 また、浦田哲也・部落解放共闘県民会議事務局長、三角富士夫・県狭山住民の会ネットワーク会長、豊福明子・県教職員組合執行委員らがとりくみ報告した。
 集会後、買い物客でにぎわう繁華街をプラカードや傘などのデコレーションでデモ行進、再審棄却決定の不当性をアピールした。

くやしさをバネに
反撃に転じる陣型を

 【滋賀支局】県連は、5月10日、草津市立人権センターで「3・16狭山特別抗告棄却決定糾弾! 『人権侵害救済法』の早期実現をめざす滋賀県集会」をひらき、250人が参加し、怒りを反撃に転じようと誓い合った。
 集会では、「いずれ裁判所が嘘をついていることが暴かれよう。狭山の勝利なくして部落の解放なし、人権は日本の民主主義の原点。くやしさをバネに、この怒りを決意にかえよう」と建部五郎・県連委員長の開会あいさつではじまり、野洲市の「狭山のビラをまこう会」、滋賀同宗連、自治労滋賀県本部、滋賀県教職員組合からのアピールや、各界からのメッセージが寄せられた。
 基調提案をおこなった松井光雄・県連書記次長は、「「1人は万人のために、万人は1人のために」という合言葉で闘ってきた狭山闘争を、今一度この原点を忘れず第3次再審闘争に勝利するための陣形を築いていこう」と訴えた。
 集会は、狭山特別抗告棄却決定にたいする抗議文と、「人権侵害救済法」の早期実現を求める提案を採択した。

地域・職場のなかで
1人ひとりの力を流れに

 【長野支局】狭山事件を考える山ノ内町住民の会、部落解放中高地区共闘会議、部落解放同盟中高地区協議会が共催して、4月20日、中野市民会館で「狭山特別抗告棄却決定を抗議する集会」をひらき57人が結集した。
 主催者の同地区共闘会議の中村明文・議長が、「棄却には何かの意図を感じてしかたがない。そのなかには差別意識や政治的なものも見える。石川一雄さんの無罪を勝ちとるために、1人ひとりの力が流れとなって、怒りを最高裁へ。無実の声を地域・職場のなかで運動して構築していきたい」と訴えた。
 西藤千代子・県連副委員長が講演をおこない、部落差別の現実や狭山闘争との出会いとみずからの体験、子を育てるなかでの思い出などを語りながら、棄却決定の批判をおこなった。
 その後、下田由人・中高地区労組会議議長、狭山事件を考える山ノ内住民の会の山戸捷好さん、芝内敏幸・中高地区協議長らが決意表明をおこなった。

運動の再構築を
市民・労働者と連帯して

 【鳥取支局】県連と部落解放共闘鳥取県共闘会議が共催で「最高裁による狭山事件の特別抗告棄却決定に抗議する鳥取県民集会」を4月2日、倉吉体育文化会館でひらき、県内から300人が集まり会場を埋めつくした。
 主催者を代表して、中田幸雄・県連執行委員長が、「まったく新証拠・新鑑定を調べることなく、一方的に棄却した最高裁を断固として許さず、市民・労働者と連帯して闘いぬく」とあいさつ。
 つづいて、前田寿光・狭山対策部長が、中央段階での緊急抗議集会の報告や状勢をふまえた基調報告をおこない、テレビ番組「ザ・スクープスペシャル」を上映し、石川一雄さんの無実とえん罪を確認するとともに、国府町協女性部が朗読劇「狭山事件を知っていますか」の上演をおこなった。
 また狭山事件を考える鳥取住民の会、倉吉狭山共闘会議の各代表からとりくみの報告と最高裁の棄却決定を許さず、石川さんのえん罪を晴らすまで闘いぬく決意表明を受けた。
 さらに、山田幸夫・県連書記長が、県内の住民の会結成、文化人・有識者の組織づくり、マスコミへの働きかけなどの狭山闘争を再構築する運動方針案を提案し、参加者一同で確認した。
 最後に、秋久正行・解放共闘会議議長が閉会のあいさつをのべ、中田委員長の団結がんばろうで集会を終えた。

徹底して決定批判し
司法の不当性暴こう
狭山の真相訴えて

 【広島支局】神辺町協狭山闘争委員会は、5月23日、神辺町児童館で「狭山事件の再審を求める神辺市民集会」をひらき、50人が参加した。
 集会では、藤井滋登・町協副議長が、「今後も狭山再審闘争のとりくみを地道に続けていこう」とあいさつ。県連の山下真澄・書記次長が、「狭山特別抗告棄却決定を批判する」をテーマに講演し、「最高裁は、窓意的な判断で棄却決定した。わたしたちは徹底して最高裁・特別抗告棄却決定を批判し、狭山事件の真相、石川さんの無実、司法の不当性を暴いていくことが大切である」と訴えた。
 参加者からも、石川さんの無実を実現するための貴重な意見が出され、狭山闘争勝利に向けて意志統一につながる集会となった。

一雄さんとともに闘い
批判学習会もち交流

 【埼玉支局】狭山事件を考える比企地区住民の会が、4月22、23日、群馬県沼田市内で交流会をひらき、最高裁の特別抗告棄却
決定の批判学習会をおこなった。
 1日目の交流会では、永島善太郎・会長が、「これが最高裁のやり方かと、腹立たしい限りだが、怒りをバネに真実は必ず勝つという信念で、これからも闘っていこう」とあいさつ。このあと、参加者1人ひとりが自己紹介を兼ねて棄却決定への怒りと、みずからの狭山闘争へのかかわりや思いを語り、親睦を深めた。
 2日目は、県連の小野寺一規・書記次長を講師に、最高裁棄却決定批判学習会にとりくんだ。小野寺書記次長は「非科学的・素人的判断で、最初から棄却ありきの決定だ」と厳しく断罪し、「弁護団と石川さんは、今秋にも第3次再審請求申立をおこなう。一雄さんとともに無罪判決を勝ちとるまで粘り強く闘い抜こう」と結んだ。

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