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部落問題資料室
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主張

 

第49回全国青年集会の成功
に向けて活動を開始しよう
「解放新聞」(2005.7.18-2227)

 「敗戦60年の節目の年にあたり、反戦・平和の魂を受け継ぎ、青年の力で部落解放の未来を切り開こう!」――を集会スローガンにした部落解放同盟第49回全国青年集会を9月17日から3日間、栃木県藤原町でひらく。全国の青年は、栃木全音の成功をかちとるために各地で準備をすすめよう。
 ここ数年、中央青年対策部では全青の改革にとりくんできたが、今回はホテル一館で3日間の集会を運営し、初日にはホテル内で立食パーティー形式の全体交流会をおこなう。これは「ぜひ青年同士が交流したい」という声を尊重して企画されたもので、青年部のバンド演奏やゲームなども計画されている。
 分科会も、これからの解放運動、解放同盟、生き方の3分科会を設け、そのなかに狭山や国際連帯、反戦平和、子ども会・高友、恋愛・結婚など9つの分散会を設定した。分散会の企画と運営は各都府県連青年部が担当する。

 青年の「運動離れ」が指摘されて久しい。しかし、一昨年の全青参加者のアンケートを見る限り、青年の運動への参加意志はけっして小さくはない。個人として解放連動を「続けたい」と思う青年(73.11%)が、「続けたくない」(21.11%)を大きく上回っている。「部落を隠したい」と思っている青年より、「隠したくない」「どちらかといえば隠したくない」のほうが圧倒的に多い(82.55%)。部落を「誇りには思えない」というよりは、「誇りに思う」青年のほうがやはりずっと多い(75.0%)。

 青年部は、反戟平和と国際交流を狙いにして隔年で反差別国際連帯青年研修を実施してきたが、今年は敗戦60年を記念し中国の南京を訪問する。これは、直接には南京大虐殺記念館補修工事のボランティア参加が目的だが、このとりくみを通じて日本の侵略戦争の実相を学び、日中の青年の交流を図ろうという企画だ。
 いま、弱肉強食のグローバリゼーションが世界を席巻している。アメリカはイラクの軍事占領をつづけ、中央アジアは中東とともに21世紀の火薬庫になろうとしている。小泉政権は、アメリカの要求に応えてアジアの戦争に参加するために憲法改悪を政治日程に乗せようとしている。
 そのいっぽう、長期の不況で国民の格差拡大と固定化が進行し、若者の失業が大きな社会問題化している。持てる者がますます富み、持たざる者がいっそう窮乏を強いられ、被差別者や少数者が切り捨てられ、外国人排斥など排外主義が幅をきかす社会が到来しようとしている。いままさに、部落解放運動の真価が問われている。

 特別措置法のない時代をむかえて、部落解放運動自身が新しい運動へと脱皮を迫られているが、部落の青年を運動にどう取り込むのか、青年の要求や感性をどう運動に反映させていくのかは、解放同盟にとって重要な課題だ。なぜなら、青年の現状認識や被差別体験が一番現実に近いといえるからだ。
 受け入れをする関東ブロックの青年部では、全青に向けた青年のブロックオルグなどにとりくんでいるが、これに応えて全国の青年部も栃木全青に向けた活動を開始しよう。9月17日には栃木につどい、おおいに議論し、おおいに交流し、解放運動を担う青年のつながりを強固にしよう。

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