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部落問題資料室
NEWS & 主張
「悪の元凶 殺せ」など
落書き、書き込み、発言あいつぐ
4月から6月に11件、小・中学校でも
高知県内で
「解放新聞」(2005.9.5-2234)

 【高知支局】「エタ」「エタは悪の元凶だ 殺せ」「エタかやお前は」などと4月から6月にかけ、県内の各市町村で差別落書や、小・中学校での差別発言・書き込み事件があいつぎ、11件にのぼった。

同一確信犯の行動か

 県連では、差別落書は筆跡からも同一確信犯が、県内のあちこちで行動しているとみられる節があると、推測している。また、中学生への直接差別発言や小学校現場でパソコンへの差別表現書き込みなどは、児童、生徒間でのこうした事象が子どもたちの人権はもとより、幼い心が傷つけられることにたいし、このまま見過ごすことはできない。
 以下、事件の概要を報告する。(発見、発生日順)
 ①中土佐町久礼「人権啓発センター」の屋外コンクリートの支柱に、ピンク色蛍光スプレーで縦65センチ、横23センチの大きさで「エタ」と落書。(4月8日)
 ②中土佐町久礼・町営住宅の木製玄関一面に、ピンク色蛍光スプレーで縦170センチ、横140センチの範囲に「エタ死ね」と落書。(4月8日)
 ③高知市池臨港道路一号線大畑山西トンネル南の歩道にある非常警報装置制御ボックスに、指でなぞって「エタは悪の元凶だ 殺せ」と落書。(4月24日)
 ④春野町平和団地旧スーパーマーケット地下駐車場壁面に、赤マジックで1文字5センチ大で「エタをこのままにすれば日本は死ぬ」と落書。(4月24日)
 ⑤A中学校で給食準備のとき、生徒Aが生徒Bに「汚い、座るな、汚れるわ」と発言、Bが「Aの心よりましよ」と応え、AがBに「エタかやお前は」と発言。Bは「そんな使ったらいかん言葉はいうたらいかんろう」と指摘。(5月23日)
 ⑥物部村山崎公園の男子トイレ入り口の柱に、何かで彫るように「エタ」と落書。(6月3日)
 ⑦高知市内の小学校で校内パソコンに、「エタ女がいっぱい」と書かれたメールが送信。(6月3日)
 ⑧南国市歴史民俗資料館駐車場の女子トイレの内壁に、紺の油性マジックで「トクヤ エタ」と落書。(6月4日)
 ⑨S中学校の1年生が部落の生徒にたいし、5月末から数回にわたり「○○の子」などと発言。生徒からの聞き取りで、部落差別のことを「ブラックキャベツ」と言い換えていることや、「エタ・ヨツ」などの言葉を遊び感覚で使ったり、イライラしたりいやな気分になったときに使っていることなどが判明。(6月8日)
 ⑲南国市岡豊町の熊野神社境内の手洗い場の柱に、黒マジックで「エタはウジ虫 社会の害虫だエタをこのままにすれば日本は死ぬ」と落書。(不明)
 ⑪高知市高知北環状線舟入川橋の橋脚駐車場案内板に、黒マジックで「エタはウジ虫 社会の害虫だ」と落書。(不明)


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