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部落問題資料室
NEWS & 主張
事務局長に中北弁護人
狭山弁護団が総括論議
「解放新聞」(2005.9.12-2235)

 狭山事件再審弁護団は、8月28、29日、東京・松本記念会館で合宿をもち、第3次再審へ向け、確定判決(寺尾判決)の論点整理、特別抗告棄却決定の各論点についての総括論議をおこなった。また、第3次再審へ向けた新証拠の準備状況も確認した。弁護団では、この合宿での論議をもとに、10月にさらに論点を詰め、再審請求への準備を積み重ねていく。
 弁護団は活動をさらに円滑にすすめるため、この日、中北・弁護人を事務局長とすることを決めた。
 合宿には、中山主任弁護人をはじめ、松本、横田、西川、中北、青木、大熊、河村、小島、山本の各弁護人が出席。この日から、遠藤比呂通、竹下政行の大阪の弁護士が新たに弁護団に加わった。

中央執行部と
意見交換会も

 中央執行部と狭山弁護団との意見交換会を8月29日午後、東京・松本記念会館でもった。これは、中央執行部として弁護団と問題意識を共有しながら、さらに裾野を拡大する運動へ転換していくために、忌憚のない意見交換をしようとひらいたもの。この日の意見などをもとに、10月29日の徹底討論でも詰めていく予定。
 自己紹介の後、組坂委員長は弁護団の地道なとりくみに感謝をのべながら、活動を今後もバックアップし、国内外の世論を盛り上げ、勝利への条件整備をさらにすすめていきたい、と決意を示した。中山主任弁護人は、弁護団合宿で中山主任弁護人―中北事務局長体制を確立したこと、この間、新たに7人の弁護人が加わったことを報告しながら、第3次再審ではなんとしても裁判所を白鳥・財田川決定の立場に立たせ、事実調べをかちとる、と決意を語った。
 また、各弁護人から重要な論点の説明とともに、第3次再審へ向けた決意が示された。執行部からは証拠開示、裁判所の心証を形成しているものは、などで質問が出され、率直な意見交換がおこなわれた。


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