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部落問題資料室
NEWS & 主張
長野で組織統一
26年ぶりに「推進の会」と
統一集会ひらき新たな一歩
「解放新聞」(2005.12.26-2250)

 「人間解放・部落解放の“よき日”をめざして」と題した部落解放同盟長野県連と部落解放推進の会長野県本部の主催による、統一集会が12月11日、長野市内でひらかれた。統一集会には、県連と推進の会から200人が参加。統一への喜びのなか、新たな1歩を踏み出した。
 この統一は、26年前に組織矛盾から「推進の会」が生まれ、これまで何度か統一に向けた協議が模索されてきた。04年の松岡徹選挙をともにとりくむことで統一の弾みがついたもの。多くの来賓から統一を祝福し、部落完全解放へともに闘う決意表明がつづいた。
 集会では、統一に向けた共同声明や決意表明がおこなわれ、推進の会はこの日以降、長野県連のもとに活動し、来年の「団結荊冠旗ぴらき」は長野県連として開催する。また、記念講演「部落解放の現状と課題」を松岡書記長がおこない、「統一を歓迎し団結して厳しい状況を闘い抜こう」と訴えた。

荊冠旗のもとに団結
県連と推進の会が統一

 統一集会の第1部では、竹之内健次・県連委員長と星沢恵登志・推進の会委員長があいさつ。竹之内委員長は、「運動の未熟さのなかでべつべつに運動をせざるをえなかった。統一は大きな喜びだ。間違いを互いが反省し、統一・団結していこう」とよぴかけた。星沢委員長は「1人ひとりが同志だ。仲間ではないか。それにわわれは、きょうだいだ。荊冠旗のもとに団結し、胸を張っていきたい」とよぴかけた。
 第2部で、山崎茂・長野県連書記長が「一部幹部の腐敗と統制処分の乱発により79年に分裂を生んだ。統一への動きは何度もあったが、互いがもう一歩を踏みだせなかった。統一の大きな契機は田中康夫知事の登場だった。運動は大きな試練にたたされ、03年8月の統一へのよびかけに応答があった」。さらに、「松岡選挙をともに闘うことで分裂を超えて1つの土俵に立てた。中央本部の指導をうけ入れるかたちで互いが総括をし、前に向いて統一をめざすことが確認された。今年の3月と6月にそれぞれの大会で統一が確認され、今日にいたった」と経過を説明。「今日の集会をもって長野県連に統一する」と報告した。

共同声明で決意示す

 「共同声明」を推進の会星沢重幸・書記長が朗読し、統一の決意を県民に発した。声明では、「26年間におよんだ組織分裂状態を解消し、荊冠旗のもとへの大同団結」を宣言し、分裂にいたった経緯について「組織内民主主義の未熟さなどによる部落解放運動の弱きにあった」とのべ、「本来、部落解放とは、差別を助長・再生産する国家権力構造との闘いであり、人間の本質をかけた国民的課題としての闘い」であり、組織分裂を招いた事を「痛恨の極みとして総括する」「われわれは、自立自闘の水平社精神に立ち返り、「よき日」に向かって一丸となって闘いを発展させていく」とし、県民にさらなる支援と反差別・人権確立のためにともに立ちあがることをよぴかけた。


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