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部落問題資料室
NEWS & 主張
再審へ活動強化を誓う
鎌田慧さん迎え県共闘が
「解放新聞」(2007.08.27-2333)
 【愛知支局】狭山第3次再審勝利に向け、部落解放愛知県共闘会議が6月20日、名古屋市熱田区のワークライフプラザ「れあろ」で狭山愛知県集会をひらき100人が参加した。集会では、ルポライターの鎌田慧さんが「狭山事件とえん罪・石川さんに脅迫状は書けない」と題して講演し、石川さんの無実を訴えた。
  集会は、中村宣煕県共闘議長が、「5月に達成した100万人署名の成果をもとに、再度、石川さんを取り戻す活動を強化させていきたい」とあいさつ。
  鎌田さんは、ぼくが一番問題にするのは、当時、石川さんが脅迫状が書けなかったということ。石川さんも最初の供述調書で「字を書けませんから脅迫状は書けません」と供述している。脅迫状は当時としては珍しく横書きで稚拙に見せかけているが、書字力、表現、文書構成能力は高く、非識字者の石川さんにはこの脅迫状が書けなかったことは明らかだ、とのべ、「狭山事件が40年も過ぎてもまだ解決しないのは日本の司法制度の欠陥だ。いまもえん罪事件が多いのは日本の官僚制度が権力に弱いという根本的な問題を抱えている」と語った。

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