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部落問題資料室
NEWS & 主張
差別事件契機に再建
島根・大田支部が
石見銀山問題にとりくむなかで
「解放新聞」(2007.11.26-2346)
 【島根】石見銀山をめぐる問題(2321号既報)にとりくむなかから、支部活動が停滞していたことを痛感、活動の活性化と飛躍をかちとろうと、あらためて大田支部の再建総会を、10月20日午前、大田市隣保館でおこない40人が参加。尾崎康治・支部長は、「大田支部結成は高校生のとき。石見銀山をめぐる問題を契機に再建をはかることになった。世界遺産登録をおこなっているユネスコの憲章は人権と平和を理念としているが、いまだ十分に理解されていない。「人の世に熟あれ 人間に光あれ」の水平社宣言の理念を広げる活動にとりくむ」と表明した。
  竹内一夫・県連委員長もかけつけ、ともに喜びを分かちあうとともに、多くのきょうだいに働きかけ、新しい大田支部として堂どうと精一杯の運動を、と激励した。
  総会後、中央本部の谷元書記次長が自身の半生をふり返りながら、「部落解放運動の今日的意義」をテーマに記念講演した。

石見銀山の世界遺産登録を機に
きめ細かな生活相談からと
支部活動の重要性を再確認

島根・大田支部再建総会

 大田支部再建総会(10月20日)には竹腰創一・大田市長が出席。来賓あいさつで、「石見銀山の差別事象にみられるように十分でなかった」と、みずからの市行政をふり返りながら「この反省にたち、人権意識をさらにみがく。世界遺産登録をおこなっているユネスコの精神は平和と人権であり、登録を契機に同和・人権問題解決へ積極的に情報発信のとりくみをつづける」と決意を表明した。
  大田支部は1986年2月、県内4番目の支部として結成されたがここ数年、活動が停滞、石見銀山をめぐる問題にとりくむなかから、あらためて支部活動にとりくむことの重要性を再確認し、今回の再建総会をおこなうことになった。
  採択された活動方針では、きめ細かな生活相談活動を、周辺もふくめて展開していくことを強調、実践していくための学習活動のとりくみも示している。
  中央本部の谷元書記次長は講演のさいごに「いま再建することの意味は大きく心強い、しっかりとした活動を期待したい」と激励した。
  支部長  尾崎 康治
  副支部長 松岡 義憲
  書記長  田中 光則


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