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部落問題資料室
NEWS & 主張
憲法理念の実現を
武力で平和はつくれない
「解放新聞」(2007.12.03-2347)
 「武力で平和はつくれない、人権と民主主義の憲法理念実現をめざす第44回大会(護憲大会)」が11月2~4日、東京でひらかれ、シンポジウム、市民集会がおこなわれた。
  2日の開会集会には、日本教育会館に1200人が参加しシンポジウム。「武力で平和はつくれない」との憲法理念を生かし、どのようにして平和な社会を構築していくか、横路孝弘・衆議院副議長、土井たか子・元衆議院議長、清水俊弘・JVC事務局長のパネリストとコーディネータの江橋崇・平和フォーラム代表(法政大学教授)が討論、参議院での与野党逆転状況などをふまえた今後のとりくみについて意見交換した。

4千人で市民集会

 3日午後は、日比谷野外音楽堂で「武力で平和はつくれない! 11.3市民集会」で4000人が参加。この市民集会は、護憲大会の実行委員会と憲法共同会議の共催によるもの。
  集会では福山真劫・平和フォーラム事務局長が主催者を代表してあいさつ、「参院で与野党が逆転し、インド洋から自衛隊が撤退した。自民党は新テロ対策特別措置法をつくろうとしているが、われわれの手で廃案に追い込もう」とよびかけた。そのあと民主党の那谷屋正義・参議院議員、社会民主党党首の福島みずほ・参議院議員の国会報告、韓国平和ネットワークの李俊揆・政策室長による連帯あいさつがおこなわれた。
  つづくリレートークでは、教科書の沖縄戦記述の歴史歪曲問題▽原子力空母横須賀母港化問題▽教育と子どもの権利について▽アフガン・イラクの平和に向けて▽テロ特措法、憲法審査会などへのとりくみについて、それぞれ訴えがされた。
  そのなかで清水JVC事務局長は、「アフガニスタンやイラクで多くの人が戦争の犠牲になっている。武力によらない憲法9条にもとづく支援こそが真の国際貢献だ」と強調した。
  最後に「侵略戦争と軍国主義の反省から生まれた憲法を世界の平和に生かすことを求める」とのアピールを採択し、銀座パレードに出発した。この行動には、埼玉県連からの20人をこえる参加をはじめ、各都府県連からも参加した。

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