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部落問題資料室
NEWS & 主張
曹洞宗が追善法要
宗門のとりくみも報告

「解放新聞」(2008.07.28-2380)

 曹洞宗大本山總持寺(神奈川県横浜市)の大祖堂で6月20日午前、大道晃仙・總持寺貫首を導師に25回目の「被差別戒名物故者諸精霊追善法要」がおこなわれた。部落解放同盟からは組坂委員長、西島書記次長、橋本中執、地元の神奈川県連の三川哲伸・委員長をはじめ各地から参列し、大勢の僧侶が読経するなか、焼香した。
  午後は、總持寺の三松閣大講堂で研修会がひらかれ、組坂委員長が講演した。
  研修会では總持寺の盛田正孝・後堂のあいさつにつづいて、渕英徳・曹洞宗宗務総長が、13日に亡くなった伊東盛熈・總持寺監院に哀悼の意を表すとともに14日の岩手・宮城内陸地震被災者への見舞いと復興祈念の言葉をのべたあと、差別戒名・差別過去帳改正状況など宗門のとりくみを報告、宗門主催の第1回追善法要を9月9日に長野県でひらくことも語った。
  差別戒名と差別過去帳については、6月20日現在、差別戒名墓石は対象寺院154か寺のうち126か寺で改正済み、差別過去帳は対象寺院218か寺のうち202か寺で改正済み、未改正寺院へのアンケート調査の回答を分析し、具体的に督励活動をすすめる、と報告した。
  「伝道掲示板問題」については、昨年12月1日の7回目の話し合いの合意にもとづき、広島県連との受け止め文書の交換に向けて文書を作成中、なお、委員会を設置して宗門内への教材も作成中、と報告した。

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