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部落問題資料室
NEWS & 主張
「お前なんかエタ・ヒニン」
中学校で生徒が差別発言

「解放新聞」(2008.10.13-2390)

 【長野支局】遊んでいた生徒が「お前なんかエタ・ヒニンだ」と発言。長野市の犀陵中学校で5月8日、昼食時間に2年生のクラスでジャンケンをして遊んでいた生徒の一人が差別発言をおこなった。

人権・同和教育の見直しへ
  事件は、生徒AとBがジャンケンをしてAが負けつづけていたところ、BがCに「ジャンケン弱いぞ」といい、こんどはCがAとジャンケンをするが、ふたたびAが負けつづけた。そんななかBが「お前 百姓だな」といったのにたいしてAが「じゃお前なんかエ夕・ヒニンだ」と発言した。その発言を聞いたCが「お前、それはいけないことだぞ、人権なんとかだぞ」とAにいった。
  この差別発言は、教室内にいた3分の1ほどの生徒に聞こえ、また担任の教諭もその教室に居合わせ発言を聞いたため、すぐにAにたいして、部落差別についての指導をおこない、Bにも指導した。また、昼食後の授業は学級活動に切りかえ、「命にかかわる問題」として差別問題について担任から指導をした。
  また、この事件は、学校長から長野市人権同和政策課に連絡、あわせて長野教育事務所にも報告。県連は、今後、事件の背景と、これまでの人権同和教育の見直しを求めつつ、とりくみをおこなっていく。


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