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部落問題資料室
NEWS & 主張
真言宗が追善法会
「萬民平等」願い管長導師に

「解放新聞」(2009.05.18-2419)

 高野山真言宗が「萬民平等差別戒名追善法会」を5月7日午前、高野山大伽藍金堂でひらき、差別戒名が存在することは、萬民平等をつねに提唱された祖師大師の意に反するものであり、心からの反省をし、人権擁護、差別撤廃への決意をあらためて表明した。
  法会は、雲に包まれる金堂で、総本山金剛峯寺座主、高野山真言宗管長の松長有慶・大僧正を導師に営まれ、100人の読経のひびきわたるなか、絶坂委員長、池田中執らが焼香、先の萬民平等を願う廻向文が読みあげられた。
  宗団を代表して永島龍弘・総務部長があいさつ。毎年5月7日にこの法会を執りおこなって今年で26回目を数えることを報告。人権の尊重は、人間としての自己表現を保障する営みであり、まさに「生かせ いのち」。差別を生まない優しくもたくましい人間の創造こそ高野山真言宗の役目であり、宗団をあげ、よりいっそう人権意識の高揚につとめることを表明した。
  組坂委員長は、心あたたまる法会へのお礼をのべ、人が人として尊重される社会へ、ともどもに「よき日」をめざそうと、よぴかけた。

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