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部落問題資料室
NEWS & 主張
「ヨツは死ねエタエタ」と
橋本市で連続差別事件が

「解放新聞」(2009.06.01-2421)

 【和歌山支局】「ヨツは死ねエタエタ」など、橋本市で昨年の7月から今年の3月にかけて、悪質な差別落書や市役所への電子メールによる差別事件が連続して発生した。

駅の男子トイレに連続して書かれる
  差別落書は、08年11月21日、南海電鉄の林間田園都市駅の男子トイレ内に「エッタ、エッタ、ホッタッタ、ヨツのカゴヤはホッタッタ」と書かれていた。
  事件発生後に南海電鉄の職員が2時間ごとに見回りをしていたが今年の2月4日、同じトイレで「ヨツは死ねエタエタ」と書かれた差別落書が再発見された。今後も職員の見回りを続けることと、市民に向けた啓発にとりくむ。

市役所へ偏見をくりかえすメールが
  また、昨年の7月16日には橋本市役所のメールに「生活保護受給者によるパチンコ三昧」と非難し「被差別部落の方々のために納税しているのではない」など、「生活保護受給者=部落民」いう誤った認識をもった市民からのメールが届いた。市人権推進室は、何度かやりとりしたが、「市として差別性のある内容と認識できるので強く抗議します」と伝えると、「さようなら」のメールを最後に音信が途絶えた。
  しかし今年に入って「同和地区在住の生活保護受給者のパチンコ三昧は目に余る」という新たに悪質な差別メールが届いた。市は、「抗議」の内容と連絡先を知らせてもらえるよううながしたが、まったく聞き入れるようすがない。
  個人への誹謗ではないため、贅察からプロバイダーに人物の特定ができず、差別のばらまきが問題になっている。


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